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2021年12月21日火曜日

武蔵野三田会 勉強会:NICT本部視察 実施報告

 🔹2021年12月14日(火)、小金井市にあるNICT〔国立研究開発法人 情報通信研究機構(総務省所管)〕本部視察を、会員等総勢19名が参加し実施しました。

NICT本部

🔹NICTは、情報通信技術の研究開発を総合的な視点で推進し、産学他研究機関などと連携してイノベーションを創出することを目指しています。

🔹本部展示室での概要説明に続き、多岐にわたる研究開発課題のうち、サイバーセキュリティ・多言語音声翻訳技術について、研究者から丁寧で分かりやすい説明を受け、活発な質疑応答が行われました。
本部展示室での説明

🔹その後2グループに分かれ、宇宙天気予報センターと日本標準時グループを見学し、ここでも専門の方々に詳しい説明をしていただきました。

🔹宇宙天気予報は、太陽からの光や電波、高温の大気、そのバリアとなる地球の磁気圏や超高層大気の状態、それらが人工衛星や地上の通信・放送インフラに与える影響を予報するものです。

🔹日本標準時グループは、日本標準時を決定・維持・供給するものです。決定した標準周波数と日本標準時は標準電波として、福島県及び佐賀県にある電波送信所から全国に供給されており、電波時計、家電製品内蔵時計、車載用時計や震度計内蔵時計などに利用されています。
この奥で日本標準時原器であるセシウム原子時計が稼働している

本部建物正面の時計:
「うるう秒」挿入年の日本時間2017年1月1日に「08:59:60」が表示された。
グリニッジ標準時では、同時刻2016年12月31日に「23:59:60」が表示された。
 

🔹質疑応答を含め2時間半に及ぶ視察は、NICT職員の方々の熱心なご対応やご説明の賜物であり、また情報通信分野の多岐にわたる研究開発成果が、私たちの生活や経済・安全保障に直結していることを知り感銘を受けました。NICT退所後、吉祥寺に移動して反省会を兼ねた懇親会を中華料理店で開催し散会となりました。

参加者集合写真

🔹その後、政府が、自動翻訳技術の対応言語を拡充する(4か国語→9か国語)ためNICTへの研究支援を強化するとの新聞報道(12/19)を目にし、NICTへの親近感を覚えた次第です。





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