2019年5月25日
武蔵野三田会 事務局
2019年5月25日(土)午後5時30分より吉祥寺東急REIホテルにて開催されました。
令和とし初めての開催当日は昨年同様に初夏を思わせる蒸し暑い気候でしたが、総勢62名の参加を得て、総会、講演会に引き続き懇親会と三部構成で行われ、午後8時30分に盛会裏に終了致しました。
第1部総会
◆北村和夫塾員センター課長、山路憲夫国立三田会副会長、古林邦彦城北三田会副会長、大久保浩司杉並三田会事務局長、田辺一男調布三田会幹事長、川原伸二三鷹三田会副会長、山口光朗武蔵野稲門会会長代行の各位を来賓にお迎えして平尾和寿事務局長の司会で開始。
恒例となる児玉忠弘元応援指導部団長の指揮のもと塾歌斉唱の後、梅川芳宏武蔵野三田会会長の挨拶に続き、来賓を代表して、北村課長よりご挨拶と塾の近況報告を頂きました。
◆梅川会長からは、平成最後の活動および決算報告と令和最初となる活動計画と予算をご審議いただく総会になること、また当武蔵野三田会は資料によると、昭和30年の草創であり、2020年の東京五輪の年に一つの節目である65周年を迎えることとなり、現在、幹事会では歴史を振り返り、資料を集め年表などの検討を始めており、まとめた結果は皆様にお知らせしたいとの報告がありました。最後に当会の活動を計画的あるいは発展させていくためには財政面での充実が必要であり、会員皆様のご協力のお願がありました。
◆北村課長からは、
最初に日頃の義塾に対するご支援への謝辞と、塾の近況として、国全体として人口減の問題が大きく、大学の運営にも大きな影響が出てきていること、さらに大学入試についても志願者数は大きく減少見込みのなか、義塾独自の試験を開発して質の高いところ求めていく方針であることを紹介されました。建築関係では、日吉記念館が来年3月完成予定であり、また三田キャンパスに隣接した敷地に慶應ミュージアムを建築するプロジェクトを立ち上げ、この4月に地鎮祭でスタートし、来年3月竣工の予定で開館は2021年3月予定であることが紹介されました。そして東京六大学野球の慶應の状況、箱根駅伝プロジェクトの現状についての報告を頂き、最後に、今後もかけがえのない場としての皆様の集まりは「世代を超え、利害を忘れまして末永い交友関係を築く場のこの三田会は、まさに福澤先生が描いた場を体現出来るもの」と紹介されました。
◆議事は梅川会長より、決議事項の承認取得報告として、昨年同様に総会案内に活動報告、決算報告などを同封し予めご確認と承認を頂いたことの報告と、この場で出席の会員全員の拍手を以って改めて承認可決の再確認をさせて頂きました。また浅野洋さん(S48文)を幹事1名として追加することについて起案し、同様に拍手をもって承認可決され、総会は終了となりました。
◆新入会員紹介では、河野亜美さん(H2文)より自己紹介いただきました。
第2部講演会
慶應義塾大学理工学部管理工学科山口高平教授より、題目『最新AIと社会への影響~人とAIの協働社会~』について、この3年で具体例を含め猛烈に進化してきているAIの現状紹介と、これからのAIについて世界が大きく変貌し、国家戦略としてAIが考え始められていること、今後の人とAIとの新しい関係構築の課題など考えさせられる時機を得たテーマでした。
◆講演は、人工知能(AI)はすでに1956年に始まり今年で63年の長い歴史があって、その間にブームと衰退・停滞期を繰り返し、現在、第3次AIブームを迎えていること、社会に大きな影響を与えるAIとしてのディープラーニングが、様々な分野で適用され始め、最新のAIを支えていることが紹介されました。適用分野として、ボードゲーム系AI:囲碁、将棋のAIソフトでは既に、人間を超えていること、視覚運動型AIでは自動運転車が話題になっており、米国、中国が先行し実用化に向け急速に進化していること、さらに、ビッグデータを利用した予測型AI、会話ロボット型AI、知識を利用した問題解決型AIなどの紹介がありました。AIについて急速に進展していき、便利な社会の到来が予測される一方、「最後に、AIが人間より上回る」というシンギュラリティという概念は、協働という視点から人とAIとの新しい関係構築の必要性を考えさせられ、大変有意義な講演でした。
第3部懇親会
◆菊池太郎幹事の司会、小松郁彦副会長の音頭による乾杯で開始。
会員相互、食事に舌鼓を打ち歓談の中、菊池幹事より、納涼懇親会の開催案内および、勉強会として、海上保安庁の見学について開催の予告案内がありました。
◆児玉応援指導部元団長の指揮のもと、会員の小島潤子さん及び特別出演の塾員赤崎江里さんによる往年のユニホーム姿でのチアリードで「若き血」斉唱、エールの後、梅川会長の閉会の辞に続き、三本締めにてお開きになりました。
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