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2018年6月9日土曜日

第35回武蔵野三田会総会 実施報告

                                平成30年5月26日
                              武蔵野三田会 事務局
平成30年5月26日(土)午後5時30分より吉祥寺東急REIホテルで開催されました。
開催当日は初夏を思わせる蒸し暑い気候でしたが、総勢57名の参加を得て、総会、講演会およびアトラクションに引き続き懇親会が行われ、午後9時過ぎに盛会裏に終了致しました。

 第1部総会

山崎敬夫慶應義塾基金室課長、山路憲夫国立三田会幹事、服部泰杉並三田会代表世話人、田辺一男調布三田会幹事長、向井百重三鷹三田会会長、諸江昭雄武蔵野稲門会会長の各位を来賓にお迎えして平尾和寿事務局長の司会で開始。


恒例となる児玉忠弘元応援指導部団長の指揮のもと塾歌斉唱の後、梅川芳宏武蔵野三田会会長の挨拶に続き、来賓を代表して、山崎課長よりご挨拶と塾の近況報告を頂きました。

梅川会長からは、先日の土曜日に行われた英国王室の結婚式典に触れ、昨今、古き慣習があり、またそれに対する新しい考え方も求められていることなどから、この総会そのものも若干変えてみることとし、講演、音楽のダブルキャストで総会を開く武蔵野三田会としては初めての趣向であることの紹介がありました。




山崎課長からは、はじめに物心ともに日頃から義塾に対する支援への謝辞と、義塾の近況として、日吉記念館が建替工事中なため、この3月の卒業式、4月の新入式などは、2020年3月まではパシフィコ横浜で開催されること、医学部は昨年、開設100年を迎え新病院棟建設は順次工事が進み、来春には完成予定であることの紹介がありました。また、慶應箱根駅伝プロジェクト関連では、今年の箱根駅伝の大学合同チームに慶應の学生が出走し、沿道では近隣三田会からの塾員応援が印象的でインターネットでも話題となったことなどを紹介頂きました。さらに最後に、このように多くの人間交際(じんかんこうさい)の実践:人と人との交わり即ち学問、人間の交流がなければ学問は何の意味もなさないとの福澤諭吉先生の語録を紹介頂きました。

議事は梅川会長より、総会の効率化を図り、第2部以降は絆を深める活動にウェイトを置くため、前年度(平成29年度)活動報告、決算報告、監査報告、今年度(平成30年度)活動計画、予算案、幹事人事案について、事前にお配りしご承認頂いた旨、報告があり、出席の会員全員の拍手を持って改めて承認可決の再確認をさせて頂きました。 また報告事項として幹事役職者のご報告をさせて頂き、総会は終了となりました。
新入会員紹介では、髙山温子(S45法)、高野翔太(H24総政)両会員の紹介と自己紹介に続き第2部講演会へと進行。



第2部講演会

始めに松原彩子幹事より講師紹介があり、東京大学大学院法学政治学研究科 中里実教授を講師に迎え、「トランプ税制の日本への影響」と題した講演 。講演時間に制約がある中、「伏流を的確に捉え、これからの世界動向を如何に読み解くかがキーポイントになることなど大変参考になる内容でした。


講演は、米国の大統領選挙戦に触れ、米国の中産階級の凋落が激しく起こっていることと、トランプ氏が接戦を如何に制したかを明瞭に説明され、米国のジャーナリストが選挙戦結果を予想できなかったことの真相を、ご自身の高校時代の米国留学先と今回はその留学先地元での現場取材から、大統領選挙戦結果をまさに予想できたことなどを紹介されました。また、全世界的に先進国における中産階級の凋落は日本においても同様であり、中流階級の崩壊、非正規雇用の増加は、労働法、憲法からこれほど差別的ことはなく、この状況の結果、消費も減り景気が後退したシビアな状況であり、これを乗り越える必要があること。そのため所得税制の改革など落ちていく中産階級をどう救うかがこれからの課題であることなどを説明されました。


第3部アトラクション

海老原政徳幹事より、素晴らしい演奏家プロフィール(配付資料)と共に、DUOのJazz演奏紹介。マニューシャジャズとも呼ばれるフレンチジャズの第一人者である石内幹子(vln)と吉祥寺MEGUを立ち上げジャズの求道者といわれた寺島靖国氏が自信を持って世に送り出した寺島ワールドを代表する本格的ジャズ・ピアニスト大橋祐子(p)両名の共演にしばし時を忘れ聴き入るひとときを皆さん満喫されているようでした。






















第4部懇親会

菊池太郎幹事の司会、小松郁彦副会長の音頭による乾杯で開始。鈴木邦明幹事より当会ボランティアの会からのお知らせに続き、他の分科会から近々開催予定の催しの紹介の後、林達夫会員、池島政広会員からのご挨拶を頂き食事に舌鼓を打ちながら、会員相互の親交を深めた歓談となりました。


児玉応援指導部元団長の指揮のもと、「若き血」斉唱、また春の六大学野球の慶應優勝を祝し皆肩を組んで「丘の上」を斉唱。エールの後、梅川会長の閉会の辞のあと、今回は一本締めにてお開きになりました。

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