2023年5月吉日
武蔵野福澤諭吉研究会
講演会のお知らせ
コロナ禍もひとまず癒え、過ごし易い季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年に引き続き、武蔵野三田会会員 宮島正洋氏を講師に迎え講演会を開催致します。
ご家族・ご友人をお誘い合わせの上、是非ご参加下さい。
講演テーマ「編集者が語る作家の素顔と実像――遠藤周作編」
講師 宮島正洋(元新潮社編集者、アートデイズ編集長)
日時 第1回(前編) 6月18日(日)15:00~16:30(受付開始 14:30)
第2回(後編) 7月 2日(日)15:00~16:30(受付開始 14:30)
会場 武蔵野スイングホール 10Fスカイルーム 武蔵境北口から徒歩2分
【内容】
遠藤周作ほど光と影の際立っている作家も珍しい――。彼は、作家仲間との賑やかな交友、素人劇団を作って笑いを作り出し、みずからおどけを演じたりする一方で、生涯、病に苦しみ、作家として信仰という重いテーマと向き合って呻吟する暗い顔を持っていた・・・。
講師は新潮社入社以前から「三田文学」編集長の遠藤周作に接し、その「暗くてまじめな」人柄を見てきました。
本講座の前編では、素顔の遠藤周作を語りながら、彼の作家人生のすべての出発点となった20代後半でのフランス留学を中心に取り上げます。リヨン滞在中にカトリック文学のテーマを見つけ、パリで初恋の女性と出会い、リヨンでは『沈黙』の端緒となる経験もしました。後の遠藤文学の「胞子」となるフランス体験を検証します。
後編では遠藤に大きな影響を与えた二人の女性について、そして「信仰と悪」の問題、名作『沈黙』が生まれるまでの厳しくかつ幸運といえる道のりを辿ります。
(前編) (後編)
1) ギリシャ・ラテンとカトリック 8)「捨てる」というキーワード
2) 遠藤周作との出会い 9) 遠藤文学は異端
3) 賑やかな交遊 10) フランス留学で得たもの
4) 実は暗くてまじめな人 11) 人間の「悪」へのこだわり
5) 作家の原風景と母 12) 西洋の「神」と日本の「神」
6) 原点としてのフランス留学 13)「自分は弱虫だ!」
7) 初恋のフランソワーズ 14) 母との確執と和解
15) 長崎との出会い―名作『沈黙』への道
16) 宣教師フェレイラを見つける
17)『沈黙』は母への回答
●懇親会 第1回講演終了後に懇親会を計画しています。講演会参加申し込み時に合わせて参加
可否をご連絡ください。 ※ ただし、新型コロナウイルス感染状況等によっては中止する場合がございます。
日時 6月18日(日)17:00~
会場 未定(武蔵境駅周辺 予定)
会費 お一人様 5,000円(飲み放題付き)予定
<講師紹介>
宮島正洋(みやじま まさひろ)
元新潮社編集者・アートデイズ編集長
1974年、慶應義塾大学仏文科卒業。大学在学中より遠藤周作編集長の『三田文学』で編集者の生活を始める。卒業と同時に新潮社に入社。雑誌編集部を経て、社長直属のメディア室に移り、「新潮カセットブック」など新しい出版の開発に携わる。 1992年、新潮社を退社して出版社アートデイズを設立し、代表取締役・編集長となる。慶應大学出版会顧問、日本話し方センター学院長なども務めた。C・Wニコル著作権代理人。神奈川大学などでシリーズ講座「編集者が語る素顔の作家たち」を続けている。
●申込み締め切り 第1回、第2回同時募集:6月10日(土)
●お申し込み方法
・氏名
・連絡先
および、下記いずれか(A~E)を明記の上、お申し込み下さい。
A. 第1回:6月18日(日)参加、懇親会参加、 第2回:7月2日(日)参加
B. 第1回:6月18日(日)参加、懇親会不参加、第2回:7月2日(日)参加
C. 第1回:6月18日(日)参加、懇親会参加、 第2回:7月2日(日)不参加
D. 第1回:6月18日(日)参加、懇親会不参加、第2回:7月2日(日)不参加
E. 第1回:6月18日(日)不参加、 第2回:7月2日(日)参加
●連絡先
・平尾和寿 MOBILE : 090-4831-0455
E-Mail : keith-k.hills@jcom.zaq.ne.jp
・三澤正彦 MOBILE : 090-2730-2633
E-Mail : misawa@kkf.biglobe.ne.jp
以上