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2024年8月1日木曜日

第三管区海上保安本部視察:結果報告

 2024年7月25日(木)4~5年ほど前から計画し、先方の都合やコロナの影響で延期されていた海上保安本部と海上保安資料館横浜館の視察・見学会がようやく実現されました。

第三管区海上保安本部は、首都圏を含む茨城県から静岡県にかけての沿岸海域のほか、日本最南端の沖ノ島周辺海域及び日本最東端の南鳥島周辺海域を含む、約450万㎢の広大な海域の治安と安全を24時間365日守り続ける任務を担っています。(令和6年3月作成 第三管区海上保安本部パンフレットより)

当日は猛暑が続く中、吉祥寺から現地に向かう組、途中から合流するなどして総勢26名が参加しました。見学前に赤レンガ館にて各自それぞれ好みに応じて昼食。

2時過ぎに保安本部に向かいました。

横浜海上防災基地へ


1Fにて保安本部全体の説明を受けた後、「海上保安庁について」ビデオ解説を受けました。

その任務は、1.治安の確保 2.生命を救う 3.災害に備える 4.船舶交通の安全を守る 5.青い海を守る 6.海を知る 7.海をつなぐ



解説を受けた後、いよいよ訓練施設の見学を行いました。

まずは隊員が活動するための各種訓練施設として道場(地域の災害時には救難場所にも使用される)を見学。次に、所謂「海猿(潜水士)」訓練施設として、3基の訓練用水槽(プール)を見学。


水中作業の訓練用水槽(水面が覆われていて真っ暗な海の中で作業する訓練が出来る)。


②水深10mぐらいの施設で中に障害物(難破船を想定)を置きそれらをくぐりぬけながら作業をする潜水訓練施設。


③悪天候の荒海の中で作業する場合やヘリコプターからの救助作業の荒天訓練ができるプール。


また、難破船の船体を上り下りする訓練のためのボルダリング施設など多岐にわたっていました。











一方海上保安資料館では2001年(平成13年)12月22日に九州南西海域で発生した北朝鮮工作船事件(巡視船との銃撃戦の後自爆し沈没するも引き上げて公開されている)に関して引き上げた工作船本体・工作船の胴体に収容していた小型船・所持していた武器・水中スクーター・工作員の所持品などが示されていた。特に武器に至っては自動小銃・無反動砲・ロケットランチャー・手榴弾など巡視船が逆に沈められかねないものが多くあって驚きました。
不審船(前方からの眺め)

不審船の船体内部(空洞)
不審船のエンジン(2基)










また保安本部の船舶についてもヘリコプター2機を搭載する大型巡視船から小型巡視艇や消防艇などいろいろ見ることができました。
巡視艇 PC 35「いそづき」
巡視船PLH 32「あきつしま」







延べ3時間に渡る見学会を終え、参加者全員でPLH型巡視船「あきつしま」を背景に記念の集合写真を案内頂いた職員のかたに撮っていただきました。
2024年7月25日(木)第三管区海上保安本部視察の面々

現地にて解散ののち、有志16名で吉祥寺「吉祥菜館」にて懇親会を実施し、見学の感想など語り合い21時過ぎに念願の見学会も、お開きとなりました。

◆懇親会の様子









武蔵野三田会では、今回のような見学会について、今後も企画していきたいと思いますのでご期待ください。